概要
水道用不断水内視鏡カメラによる洗管状況の確認と超圧縮性PCボールによる物理的な摩擦を利用した洗管工法です。
当社の開発したSCOPE(スコープ)工法は、安価かつ短時間に配水管などを洗浄する工法で、濁水の中でも特に黒水・赤水対策に大きな効果を発揮します。
既設の消火栓等の下にあるボール式補修弁から、不断水内視鏡カメラにより管路内を調査し、消火栓等の補修弁から超圧縮性PCボールを投入して洗管し、下流の消火栓等よりボールを回収します。洗管後もカメラ調査し比較するので洗管効果が明白です。
特長
- 不断水内視鏡カメラによる事前調査により問題の範囲を確実に把握できる。洗管後もカメラ検証することで、効果を確認できる。
- 超圧縮性PCボールを使用し物理的な強い摩擦力で洗管することで堆積物・付着物等を除去。異形管・拡径・縮径・曲がり・継輪・山越し・伏せ越しも洗管可能。
- 既設の消火栓等を使用するため、土工事、掘削、切り管等が不要。交通規制範囲も狭く、施工時間も短縮できる。
- 区間断水で洗管でき、短時間で施工するので断水時間が短い。4時間程度の断水で約2キロの施工が可能。
- 通常の放水洗管より使用水量が少ない。
- φ75のボール式補修弁からは管路φ300まで、φ100のボール式補修弁からは管路φ400まで洗管可能。
洗管前後比較写真
洗管前管内状況(マンガン系付着物)
洗管後管内状況(付着物除去)
洗管前後の水道管内比較動画は下の画像をクリックしてください。
洗管中の排水の動画は下の画像をクリックしてください。
安全性
次亜塩素酸ナトリウム以外の薬剤・消毒剤は使用しません。全使用機材が上水道専用です。投入するPCボール・機材接水部分を約10mg/Lの次亜塩素酸ナトリウム水溶液で消毒します。
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